西宮北口 半月板損傷の症状
2017-05-25
スポーツや加齢などで発症する半月板損傷
大腿骨と脛骨からなるひざ関節にあって、アルファベットのCの形をしたのが半月板で、大腿骨の軟骨と脛骨の軟骨との間に介在しています。
ひざ内部の内側にある内側半月板と外側にある外側半月板が1枚ずつあって、丸まっている部分をそれぞれ外側に向けて靭帯で緊張を保ちながら存在しているのです。
半月板は線維軟骨でできていて、曲げ伸ばしなどの動きをスムーズにしたり、捻り動作でひざ関節を安定させたり、ジャンプなどの衝撃から大腿骨や脛骨を守ったりする役割を担っています。
過度にひざを捻ったりひざが曲がっている状態で捻りが加わったりすることで、この半月板に亀裂が入ったり断裂したりするのが半月板損傷です。
バスケット・バレーボール・体操などでジャンプの着地の時にひざを捻る時や、サッカーでインサイドキックをした時、ラグビーで横からひざにタックルされた時などに起こります。
また、ひねりの力がひざにくり返し加わる水泳の平泳ぎや、徐々に摩耗していくランニングなどでも起こる可能性があります。
それから加齢と共に半月板が脆くなるために、40歳以上の方は日常生活のちょっとした動作でも損傷しやすいと言われています。
外圧の強さや受け方によっては靭帯損傷と同時に起こることがありますし、十字靭帯損傷を経験したことによりひざの不安定感が継続することで半月板が損傷してしまうケースもあります。
ちなみに損傷しやすいのは内側半月板で、外側半月板と比較して5倍も多いと言われています。
ただ、生下時からの形態異常がある外側円板状半月の場合には、小児期から外側半月板を損傷して障害をおこすことがあるのです。
半月板損傷の症状は半月板の損傷する度合いによって違いがあって、急性の症状としては捻った時に疼痛を感じます。
また、ひざに体重をかけたり曲げ伸ばしするとひざの奥に挟まったような痛みを感じたり、キャッチングと呼ばれる引っかかるような違和感があったりします。
それから断裂した半月板の断片が関節内に挟まった場合には、ロッキングと呼ばれるひざがピンと伸ばせなくなる状態になります。
それ以外にもロッキング症状がないのに激痛や可動域制限が生じたり、階段を降りる時にひざが崩れたりすることもあるのです。
慢性の症状としては、関節炎が起こって関節内に水や血が溜まって腫れることがありますし、長期化すると大腿四頭筋の萎縮を招くこともあります。
重症化すると関節軟骨を傷つけて、変形性膝関節症を招く可能性も考えられます。
半月板損傷の治療法としては、まず影響を受けている周辺組織の症状を和らげるため保存療法で改善を図ります。
主な治療としては、テーピングやサポーターなどでひざに負担がかからないようにして安静にします。
また痛みや炎症に対しては消炎鎮痛剤や湿布・軟膏などを使用しますし、場合によってはステロイド剤やヒアルロン酸を注射したします。
大量に水が溜まっている場合は注射器で吸引しますし、周辺組織の痛みを軽減するために電気療法などを行うこともあります。
こうした保存療法で症状が改善されない場合や、ロッキングで歩行が困難になる時には手術療法が検討されます。
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