西宮北口 関節の痛み
2018-03-29 [記事URL]
長年の負担で生じる関節の痛み
人間の関節は一方が凸(関節頭)で、もう一方が凹(関節窩)となる骨で構成されていて、その骨と骨の間には関節腔という隙間があるものです。
また関節となる面は関節軟骨で覆われていますし、関節の周囲は関節包で包まれていて、その関節包の内側では滑膜が滑液を分泌して関節腔を満たしています。
それから関節軟骨が骨と骨が直接ぶつからないようにクッション的な役割を持っています。
しかし、スポーツなどにより靭帯や半月板などといった部位を傷めた時や、関節リウマチ・感染性関節炎・痛風発作・インフルエンザなどの病気で、関節の痛みが起こることがあります。
ただ、日本人に最も多い原因は、加齢に伴って骨と骨との間のクッションの役割をする軟骨がすり減って発生するものです。
この変形性関節症が最も起こりやすい部位が膝で、酷使することで膝周辺の腱や筋が張って、歩き始めなどに痛みを感じるようになります。
また、長年に渡って膝に負担をかけ続けることで、膝への衝撃を吸収する関節軟骨や半月板が少しずつ変性したりすることで、炎症が起こり腫れて熱を持ったり膝に水がたまったりします。
そして炎症が慢性的になることで関節包が硬くなって正常に機能しなくなり、膝の曲げ伸ばしがしにくくなります。
関節軟骨がすり減ってなくなってくると、立ち上がったり階段の昇り降りをしたりするなどの際に骨同士がぶつかって痛くなってくることになります。
加齢と共に関節軟骨の柔軟性が失われてくることから、発症頻度は高くなってしまうので注意が必要です。
また肥満で膝に負荷をかけている人や、激しいスポーツで膝を酷使している人などは、それにより発症が早まる傾向にあるので注意したいものです。
関節の痛みの主な原因は日常生活のスタイルが大きく関係していますし、動かさない・膝が痛む・さらに動かさない・さらに痛むといった悪循環に陥ることが多いです。
このようなことにならないためには予防することが大事で、その為にはまず筋肉を鍛えることを心掛けることです。
先にも触れましたが関節を動かさずにいると、周辺の筋肉が衰えて動きが悪くなって、痛む状態を引き起こしやすくなります。
いくつになっても元気に歩くことができるようにするためにも、日頃から適度な運動を心がけて膝周辺の筋肉を鍛えておくことが大事です。
また、鍛えた筋肉が固まってしまわないために簡単なストレッチや定期的な水中ウォーキングなどの有酸素運動をすることも大切なことなのでおすすめします。
それから関節をいたわることや冷やさないことも予防として大事で、普段から膝に負担をかけないよう心がけることです。
また冷やすと周囲の筋肉や腱がこわばって固くなったり、血行が悪くなったりして、筋肉疲労を引き起こすので日々の入浴などで膝を温めることをおすすめします。
膝に負担がかかる動作を避けることやケガを防ぐことも大事で、こうしたちょっとしたことを心掛けることが予防につながるのです。
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西宮北口 顎関節症の状態
2018-03-15 [記事URL]
寄与因子が多数集まることで症状を起こす顎関節症
顎関節症の状態は現在4つに分類されていて、最も多いのは関節内にある関節円板というクッションが前方にずれることで発生するカクンカクンという音が出る状態です。
また、ずれがもっと大きくなることにより、大きな口が開けられなくなる状態もあって、口を開けたり食品をかもうとしたりすると痛みが出ます。
この2つの状態が全体の60%程度あって、それ以外には顎関節自体に痛みはないけど、下顎を動かす筋肉がうまく働かなくなって、口を開けようとすると頬やこめかみの筋肉が痛むという状態もあります。
それから、関節円板のずれはないけど、口を開けようとすると顎関節が痛む捻挫に似た状態があって、これは長年症状が続いている方や高齢者に多くみられます。
こうした症状が見られる場合には発症していると考えるべきです。
ちなみに発症するのは女性が多くて、年齢としては10歳代後半から増加して、20~30歳代で最大になり、その後は年齢が増えるとともに患者は減少します。
ただ、症状が見られるとしても痛みや口の開けにくさが一時的だったり、音だけで他の症状がなかったりするのなら治療の必要はないとも考えられます。
ちなみに、音だけでなら人口の約20%近くの人が顎関節の音を持つとされていますし、実際に治療が必要になる人は症状を自覚した人の中の約5%程度と言われています。
しかし、親知らずの炎症や他の病気でも同じような症状が見られることもあるので、他の病気で症状が起こっていないことを確認することも必要です。
ですから、顎関節や筋肉・口の中の診査をはじめ、必要に応じてエックス線撮影やCTによる骨の異常の有無、MRIで骨以外の関節構造や筋肉の問題について調べる場合もあります。
顎関節症が発症する原因は何なのかというと、昔は噛み合わせの悪さと考えられていましたが、今では単純に噛み合わせだけではないと考えられるようになっています。
では、本当の原因は何なのかというと、実は原因をひとつに絞ることができなくて、世界的に認められている原因の考え方は多因子病因説です。
それはどういうことかというと、関節や筋に負担がかかる要因は様々あって、その様々な要因がタイミングよくいくつか集まって負担が大きくなり、その負担が耐久力を超えると症状が出るという考え方です。
はじめに、顎関節や顎を動かす筋肉の構造的弱さがあって、それにより症状が出やすくなりますし、噛み合わせの悪さも寄与する因子になります。
また、転倒して下顎をぶつけて顎関節を傷つけたことがきっかけとなって始まることがありますし、不安の持続で筋肉の緊張が続き痛みを生じたり顎関節を傷つけたりといった精神的要因もあります。
それから生活や仕事などの日常生活の様々な面で現れる多彩な要因として行動学的要因もあります。
こうした大きなリスクとは言えない一つ一つの要因が、症状に対する寄与因子と言って、この寄与因子が多数集まることで症状を起こすほどの大きな原因となるのです。
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西宮北口 外反母趾
2018-03-02 [記事URL]
外反母趾を引き起こす大きな原因は?
足の親指の付け根の骨が体の外側へと曲がる足の変形で、足の障害として最も有名なのが外反母趾で、男性と比較して圧倒的に女性に多くみられる症状です。
発生する最も多い原因が、自分の足に適していない靴を長時間履いたことによる変形です。
通常、靴には指がぶつかることがなくある程度動くことができるような空間があるのですが、その空間まで足をぎゅうぎゅうに詰めた状態で歩行すると足の指は靴の形に合わせて変形してしまいます。
これは、単に小さすぎる靴を履くだけでなくて、大きすぎる靴や適切なサイズであっても足が甲部できちっと固定されていない靴でも起こることです。
靴が足の甲でしっかりと足を固定しないと、どうしても運動の時に靴の中で足が前に滑って、指は靴の爪先へと押し付けられ変形を招くことになります。
こうした靴以外にも足の変形を引き起こす原因があって、それは高齢者によく見られる開張足により起こるものです。
高齢者の方は前傾気味の姿勢になってしまうことが多くて、この状態により足の重心は足のつけ根の関節に集中しています。
ここには足や体にかかる負担を軽減する足の横アーチと機能があって、荷重がより多くかかると横アーチが少しずつ崩れて開張足となります。
開張足になってしまうと足の筋肉の働く向きに変化が発生して、本来足の趾を下へと向ける筋肉の作用が足を外側へとむける働きになり、このように筋肉のバランスが変化することで発生してしまうのです。
それから、女性が履くハイヒールは爪先が靴に押し付けられる状態と開張足の発生の2つの点で、履かない方よりも外反母趾が起きやすくなります。
ハイヒールは甲で抑えることができなく前へ前へと足が滑って、結果としてつま先で足が抑え付けられ変形が生まれやすいのです。
またヒールの高い履物はどうしても前足部の足の指から指の付け根の関節にかけて、非常に大きな荷重がかかりやすくなります。
ただ、どうしてもヒールの高い靴を履かないといけない場面と機会が女性にはあるので、ハイヒールを履く場所までは歩きやすい靴で行って、ハイヒールに履き替えるといった工夫をすると良いです。
一般的に健康な人でも5~10度程度足の親指は曲がっているのですが、発症すると変形により異常に曲がってきます。
ただ、変形の過程において痛みが必ず起こるとは限らないもので、痛みを感じるのは母趾の変形の過程というよりは、靴に擦れて炎症を起こすバニオンと呼ばれる瘤が見られる時に顕著に表れます。
また重症になってくると足の親指は曲りつづけて関節がずれ完全に曲がり、 第二趾の下に潜り込んだり、上に重なったりしてしまうこともあります。
それから、靴を履かない時でも地面に足を付けることで強く痛むようになりますし、負荷の集中によりタコができやすくなります。
対処としては、何といっても足に合った靴を履くことで、その為にも専門店で足の計測をして選ぶことが大切です。
また、低下した横アーチを支えて荷重のかかる部分をソフトにする中敷きの加工や、足のケアーでタコや魚の目などの角質を整えることも大事です。
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西宮北口 開張足を引き起こした
2018-02-28 [記事URL]
開帳足は様々な足の障害を引き起こしてしまう
一般的に足に発生するトラブルというと外反母趾や偏平足などを、第一番に連想する人が多いでしょうが、実は日本人の足のトラブルの中で最も多くみられて国民病ともいえるのが開張足なのです。
人間の足の裏にはアーチと呼ばれるものがあって、内側・外側の縦アーチと横アーチの3つから構成されていて、 縦の内側のアーチは土踏まずとして良く知られている部分です。
足のトラブルの中で最も多くみられる開張足というのは、3つあるアーチのうちで足の横アーチが低下したものを言います。
ただ、足のアーチ構造はバネのように機能して体にかかる衝撃を分散吸収するもので、3つのアーチ構造がそれぞれを支えあうように複雑に関連しています。
そのため横アーチの低下はそれだけではなくて、他の2つの縦アーチと一緒に低下するもので、縦アーチの低下となる偏平足も誘発して起こる可能性があるのです。
そして、これにより足のアーチは少しずつ崩壊して足全体が扇状に広がってしまうのです。
発生してしまう原因として考えられることは、先天的な関節や靭帯などの結合組織の遺伝的な問題に加えて、肥満・運動不足・長時間の立ち仕事・急激な運動による足への大きな負荷があります。
また、誤った靴選びによる負荷で足の関節や靭帯が弱化して、横アーチを支える筋肉の緊張が衰えることも原因として考えられる要素です。
症状が進行してしまうと横のアーチの崩れで偏平足を誘発するだけでなくて、それ以外にも様々な足の障害を引き起こしてしまいます。
具体的には、足の指のつけ根の第二と第三中足骨骨頭底部に対する荷重が神経を圧迫してしまいますし、足底にタコや魚の目が発生しやすくなります。
また、中足骨骨頭痛・モルトン・外反母趾・内反小趾・ハンマートゥなどといった症状を引き起こす原因になる可能性もあります。
それから非常に稀なことですが単独で発生した場合には、足囲に対して足幅の数値が大きくなるというバランスの崩れを生じます。
開張足を引き起こした足に対しての靴による対処としては、ペロッティと呼ばれる中足骨パットなどを用いて、低下したアーチをサポートする中敷きを設置することがあります。
フットプリントによって足の圧を足底して、足の付け根の関節の後方にアーチサポートを置くことによりアーチの落ち込みを支えることができるのです。
ただし、このアーチサポートは人によって足のサイズや状態で違ってくるので、靴を選ぶ時には甲の部分でしっかりと抑えて足の指先に十分なゆとりのある靴を選択するのが良いと言われています。
逆に抑えがなくてバタパタとしてしまうような大き目の靴や、窮屈すぎる靴はどちらも症状を悪化させるだけではなくて、他の変形も招いてしまう可能性があります。
ですから、靴の知識を持った専門家と共に正しい靴選びを行うことが大切です。
また拇趾球ローリング・バタフライロール・ヒールローリングなどの規制靴の整形外科的補正をすることでより効果的に状態を楽にします。
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西宮北口 過敏性腸症候群が発症する原因
2018-02-15 [記事URL]
過敏性腸症候群(IBS)とはどんな病気ですか?
お腹の痛みや不調と関連して便秘や下痢などのお通じの異常が数ヶ月以上継続する状態の時に最も考えられる病気が過敏性腸症候群です。
英語表記では「irritable bowel syndrome」となって、その頭文字をとってIBSと呼ばれることもあります。
約10%程度の人にみられると言われる病気で、男性よりも女性の方が多くて年齢と共に減ってくるという特徴があります。
命に関わる病気ではないのですが、お腹の痛み・便秘・下痢・不安などの症状を引き起こすため日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
人間の小腸や大腸は食べ物を消化・吸収する働きだけでなくて、不要なものを便として体の外に排泄する働きもあります。
その為に食べ物を肛門方向に移動させるための腸の運動と腸の変化を感じとる知覚機能が必要で、そうした運動や知覚は脳と腸の間の情報交換で制御されています。
しかし、ストレスなどにより不安状態になってしまうと、腸の収縮運動が激しくなったり、痛みを感じやすい知覚過敏状態になったりします。
過敏性腸症候群が発症する原因ははっきりしていませんが、この状態が強いことが特徴としてあります。
また、細菌やウイルスによる感染性腸炎を発症して回復後になりやすいことも分かっています。
それは、感染で腸に炎症が起きて腸の粘膜が弱くなるだけではなくて、腸にいる腸内細菌の変化も加わって運動と知覚機能が敏感になるためです。
発症により引き起こされる便通異常は、便秘になる方から下痢を起こしやすくなる方まで様々です。
便の形状と頻度から便秘型・下痢型・混合型・分類不能型の4つの型に分けられて、便秘型の患者はストレスを感じると便秘が酷くなりブリストル便形状尺度のタイプ1と2になります。
下痢型の患者は緊張するとお腹が痛くなったり下痢が生じたりして、ブリストル便形状尺度のタイプ6と7の便が多く見られます。
混合型では両方のタイプの便が同じような頻度で発生しますし、分類不能型はタイプ3~5の便が主体となります。
ちなみに、ブリストル便形状尺度というのは便の評価スケールで7つのタイプに分けられています。
三食を規則正しくとる、暴飲暴食や夜間の大食を避ける、食事バランスに注意する、ストレスを溜めない、睡眠や休養を十分にとるなど、生活習慣の改善が過敏性腸症候群の治療として重要です。
また刺激物や高脂肪の食べもの、アルコールはできる限り控えることも大切です。
このような生活習慣を改善しても症状が良くならない場合には、次に薬物療法が実施されます。
最初に用いる薬は消化管機能調節薬と呼ばれる腸の運動を整える薬やプロバイオティクス、または高分子重合体といわれる水分を吸収し便の水分バランスを調整する薬があります。
これらの薬は下痢・便秘どちらの症状が中心の方にも用いられていて、それ以外の薬としては下痢型の方にはセロトニン3受容体拮抗薬が、便秘型の方には粘膜上皮機能変容薬が用いられることもあります。
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西宮北口 肩鎖関節部の痛み
2018-02-03 [記事URL]
他の脱臼と違う点がある肩鎖関節脱臼
肩鎖関節はあまり関節として認識されたことがないでしょうが、肩甲骨の肩峰という部位と鎖骨の外側の端っこからなる関節です。
鎖骨の真ん中くらいから外側に撫でるように触っていくと、少し盛り上がってすぐへこんでという部位があって、その盛り上がったところが鎖骨の端っこです。
そしてへこんだところが肩鎖関節で、その外側に骨が触れる部分が肩甲骨の肩峰です。
肩を動かした時に肩甲骨も連動して一緒に動着ますが、その肩甲骨が動く際のひとつの支点となっているのが肩鎖関節なのです。
この肩鎖関節が外れてしまうのが肩鎖関節脱臼で、鎖骨が肩峰より上に上がってしまうケースが多くて、その為に盛り上がった鎖骨の端っこが体表上に出っ張って見えます。
ちなみに、この部分を上から押すと、ピアノの鍵盤のようにへこみますがまた盛り上がります。
関節が外れてしまったので肩鎖関節部の痛みは伴いますが、炎症が落ち着くと肩関節には異常がないことが多いので、肩の動きに関してはあまり制限されません。
どのようなことで起こるのかというと、アメリカンフットボールやラグビーなどのスポーツで衝突や転倒時や、柔道などで投げられて肩から落ちた時などです。
つまり典型的な原因は、肩を直接強打したことです。
このような原因で脱臼したからと言って、大急ぎで整復しないといけないかといえば、一概にそうとも言えないです。
その理由は先にも触れましたが、上に外れた鎖骨を上から押さえ込んでもまた上がってしまうからで、整復状態の保持が非常に難しいのです。
その為、整復状態をできるだけ維持しようとすると、大切になることは肩甲骨から腕までを少し持ち上げた状態をキープすることです。
その為には、装具やきちんと長さを調節した三角巾などを使用する必要があるので、専門家による治療を受ける必要があります。
肩鎖関節脱臼を治療しないでそのまま放置していると、どのようになってしまうのでしょうか?
例えば、肘や肩関節の脱臼の場合には、脱臼したままでは痛すぎて全く動かせないですし、周辺の神経などにも悪影響を与えて大変な状態になります。
肩鎖関節脱臼も脱臼という名前が付いているので同じかというと、他の脱臼とはちょっと異なるのです。
脱臼した直後は他の脱臼と同様に痛いのですが、徐々に痛みがひいてくると脱臼した状態のままでも肩を痛みなく動かせることがあるのです。
その為、そのまま放置していると、どのような症状が残ってしまうことがあるのかを知っておく必要があります。
脱臼の程度により肩を動かす時に肩鎖関節部分で鎖骨の先端が不安定に動いて痛みが起こることがありますし、肩甲骨の動きの異常が出て痛みの原因になることもあります。
また、筋肉の付着部の鎖骨先端や肩峰の安定性が損なわれるので、肩の筋力が落ちることもあります。
それから、先にも触れましたが脱臼した鎖骨の先端が飛び出してしまうので、美容的な問題が発生してしまうこともあるのです。
このようなことを回避するためにも、適切な治療を行うことが大事です。
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西宮北口 恥骨の痛み
2018-01-27 [記事URL]
恥骨の痛みは何かしら原因があって起こる
恥骨がどのような役割をしているのかについて考えたことがあるという方は少ないでしょうが、意外と大事な役割を担っているのです。
まず恥骨が骨盤内に存在していることもあって、上半身の重さを支えているだけではなくて、両足と胴体をつないでいる股関節とも連動して恥骨は歩行に関わりがあります。
また意外な気もするでしょうが、骨盤の中にあることから内臓を守るといった働きもあります。
それから妊娠中に胎児を守る働きもあって、特に胎児の成長が進む妊娠後期には体内から胎児が出ないように守る役割があります。
また、出産時には恥骨を形成している骨や靭帯が緩むことで、産道を確保してスムーズな出産にする役割もあるのです。
このように大切な役割をしている恥骨の痛みを経験したことがあるという人も少なくないですが、その痛みを誰にも言えずに我慢していることが多いのです。
具体的にどのような痛みなのかというと、初期の痛みは触った時に少し痛む程度で、歩行時に多少の違和感がある程度です。
しかし中期になると体勢を変えた時や朝起きた時など、体を動かした時に痛みが起きますし、就寝中の寝返りしたことで痛みを感じて起きるということもあります。
さらに痛みが進行すると後期の痛みに移行して、歩行時に片方の足を引きずったり、階段を昇ることができなくてエレベーターを使ったりなど行動に変化が起きます。
痛みが酷くなると最終的には、歩行に関わりがあることから歩行困難になる可能性も考えられるのです。
恥骨の痛みは何かしら原因があって起こるのですが、そのひとつが恥骨の骨折で考えただけでも痛々しいです。
若い女性に多い恥骨骨折は、自転車での転倒や自動車事故、スポーツ時の事故が原因になることが多いです。
また骨粗鬆症によりちょっとした転倒でも骨折することがあって、高齢者だけでなく若い女性も過剰なダイエットなどでカルシウム摂取が不足して予備軍になっている場合があります。
それから妊娠することで恥骨に痛みを生じる場合もあって、妊娠初期と後期で違いがあります。
お腹が目立たない妊娠初期の段階から痛みを感じることもあって、これはリラキシンというホルモンが分泌されるためです。
リラキシンの分泌量が増える妊娠後期には胎児も大きくなって、恥骨に負荷がかかることからより一層の痛みを感じやすくて、場合によっては片足を引きずるという方もいます。
妊娠以外にも女性ホルモンのバランスが乱れやすい人は、生理痛のひとつとして恥骨痛が起こる人もいて、もともと生理痛の重い人や冷え性の人に生じることが多いです。
日常的に何気なく行っている癖が恥骨痛の原因になっていることもあって、足を組む・片方の肩にばかりバックをかける・片方の足に重心がかかるように立つなどが原因として考えられます。
また、猫背・ヒールの高い靴をよく履く・うつぶせに寝るといった日常的な癖も原因になるのです。すぐにでも改善できることと、そうでないことに分かれます。
その他にも骨盤の歪み、スポーツ、内臓の機能低下なども恥骨の痛みを引き起こす原因になるので注意が必要です。
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西宮北口 テニス肘の治療
2018-01-11 [記事URL]
早めの対処が肝要なテニス肘
初心者や中年以降のテニス愛好家に生じやすいことから、俗称としてテニス肘と呼ばれていますが、正式には上腕骨外側上顆炎と言います。
しかし実際には、テニスが原因での発症率は約1割程度で、重量物運搬などが原因の人が4割近くを占めていますし、手を使う仕事の多い方やパソコン操作をよくする人にもみられます。
また、成長期の子供や激しい運動をしている若者にも起こりますが、中高年の主婦にやや多く見られるというデータがあります。
一度発症してしまうとなかなか治らなくて、長い間悩まされ続ける方も少なくないので、治療法や予防法を知っておくことも大切です。
発症する原因ですが、一般的には年齢と共に肘の腱が痛んで起こると言われていますが、根本は肘に負担のかかる動作を繰り返すことで肘の腱にストレスが溜まることです。
テニスなどのスポーツやオフィス業務などで小さな断裂が生じて、それを修復しようとしている時に使い続けると、骨に対して筋肉や腱が引っ張られてストレスが繰り返されます。
その結果、腱の微小な断裂の修復が追いつかずに隙間ができたり、石灰が溜まったりして正常な腱の組織とは異なる状態になってしまうのが原因です。
テニス肘の治療は、まずは保存療法を行いますが、治療効果が認められない場合は手術療法を行うことがあります。
保存療法としては、スポーツや手首・指・肘をよく使う作業を控えて安静を心がけて、症状が軽快してきたらストレッチから開始します。
それから湿布や内服薬を治療として用いることがありますが、痛み始めや熱っぽい場合には患部を冷やすと良いですが、時間が経った痛みに関しては温めた方が痛みは緩和する場合もあるので注意が必要です。
また痛みが強い場合には、肘の患部に局所麻酔薬とステロイドの注射をすることもありますが、腱組織を弱くしてしまうこともあるので頻繁に注射することはできません。
テニス肘用のバンドを装着したり、手関節を背屈位にする装具やテーピングで手関節固定したりして安静を保持するのも治療法としてあります。
これらの保存療法を約6ヶ月間実施しても効果が認められない場合には、筋膜切開術・肘関節鏡手術などの手術療法を行うことが検討されます。
手術をしてもギプスなどはしませんし、手術翌日から肘関節を動かすことは可能ですが、手術が必要な状態になる前に保存治療で治すことが第一です。
先にも触れましたがテニス肘は、一度発症してしまうと完治するまでの治療に長い時間を要しますし、再発率も比較的高いです。
その為、発症しないように予防することが何よりも大切で、肘周辺の筋肉を強化する、運動前にはしっかりとストレッチやウォーミングアップをすることが大切です。
また、サポーターやテーピングを使用する、運動後は肘関節を十分に冷やしてクーリングダウンをするといったことも予防法として大切なことです。
それから、なりやすい人は普段からの予防に努めると共に、もしかしたらと何らかの症状を感じたら悪化する前にしっかりと保存治療を行うことが大事です。
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西宮北口 野球肩の種類
2018-01-03 [記事URL]
野球肩といわれる状態の様々な損傷
どうして人はボールを上から投げるのかといった疑問を感じる方は少ないでしょうが、ゴリラやチンパンジーにボールを渡すと必ず下から投げます。
実は、本来人間もボールを上から投げるような構造にはなっていなくて、その証拠に小さな子供は下から投げます。
しかし、ボールをより速く・より遠くに投げたいということから、大きなエネルギーをボールに集めることができるように上から振りかぶってボールを投げるのです。
このように上からボールを投げるという動作は人間があみだした技で、それによって大きな力が肩にかかることになるので障害や外傷が起こってしまうこともあるのです。
その代表と言えるのが野球の投球動作で生じる肩の痛みの野球肩ですが、野球肩といわれる状態にはいくつかの損傷も含まれています。
それぞれの症状や原因、治療法について知っておくと参考として役立ちます。
インピンジメント症候群というのがあって、これは肩を使うたびに上腕骨頭を覆っている腱板の筋肉や腱・肩峰下滑液包・二頭筋腱といった軟部組織が挟まれたり擦られたりして炎症を起こし肩が痛みます。
野球を含め水泳・重量挙げ・バスケットボール・ラケットを使うスポーツなどで、肩を強く挙上させる動作が原因となります。
治療としては肩の安静が大切で、最低でも3日間程度は肩を完全休養させる必要があって、その間消炎鎮痛薬の内服や湿布・軟膏などを用いたり、肩のアイスマッサージやアイシングをしたりします。
安静後に肩が痛まなくなったら肩を動かす運動療法を行いますが、これらの治療で治らない場合には関節鏡を使用した手術が必要になることもあります。
回旋筋腱板損傷とは棘上筋腱の損傷で、炎症だけのものから不完全断裂や完全断裂を起こすものまで程度は様々です。
投球動作の際に肩関節が牽引や捻じれることにより起こるもので、野球以外にラグビーのタックルやレスリング・柔道・重量挙げなどでも起こります。
治療は完全断裂の場合なら手術をして腱をつなぎますが、それ以外の損傷なら2週間程度上肢を包帯で固定して安静を保って、その後肩を暖める温熱療法や筋力強化運動を少しずつ始めます。
動揺性肩関節症や動揺肩とも呼ばれるルースショルダーというのは、肩関節の造りが不安定なために普通の範囲以上に動いてしまう症状です。
ほとんどが先天的なもので、こういう人が肩を使いすぎると痛みを生じますし、肩の不安定感・倦怠感・脱力感も伴います。
また、投球のフォロースルーの際に肩が抜けるように感じてしまうこともあります。
治療としては積極的に筋力トレーニングに取り組むことが大切で、それにより痛みを軽減することはできますが治るわけではありません。
また、アイスマッサージやアイシングも痛みの軽減に効果がありますし、正しいフォームに矯正することも治療につながります。
その他にもリトルリーグショルダーと呼ばれる上腕骨の骨頭にある成長軟骨が骨頭から分離する上腕骨骨端線離開があります。
また、棘下筋を支配している肩甲上神経が引っ張られたり圧迫されたりして損傷する肩甲上神経損傷も野球肩に含まれます。
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西宮市 産後の骨盤矯正、妊娠中からの尾てい骨付近の痛み、腰痛
2017-12-29 [記事URL]
〔症状〕産後の骨盤矯正、妊娠中からの尾てい骨付近の痛み、腰痛
〔施術内容〕整体
〔何回目の施術から体の変化を感じましたか?〕2回目
〔施術を受けての感想〕
イスにすわる際、ポジションを確認しながらでないと痛い思いをしていたが、全く痛みが無くなった。腰もあんなに痛かったのに不思議です。日常的に姉さん座りをするクセがあって、施術することで悪いクセを意識的に排除することが出来たのが良かった。
40才 女性 団体職員 ※原文のまま掲載しています。
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