西宮北口 産後の恥骨の痛み
2016-03-03
産後も続く恥骨の痛みを放置しない
恥骨痛を妊娠中から感じられている方も多いでしょうが、実は産後もまだ痛いと感じられる方も少なくないのです。
では、このような産後も続く恥骨の痛みの原因は何なのでしょうか?
妊娠すると妊婦の体の中で骨盤を締めているじん帯を緩ませて骨盤を開きやすくする働きのある「リラキシン」という女性ホルモンの分泌が盛んになります。
これは妊娠中に胎児が大きくなるため骨盤を開いてスペースを確保する必要があるからですし、出産時に産道を確保するためでこのホルモンの作用は重要なのです。
しかし骨盤周辺のじん帯は恥骨ともつながっていて、リラキシンは恥骨周辺のじん帯も緩めてしまいます。
この恥骨周辺のじん帯が緩むことにより胎児の重さが恥骨にかかることで負担となり、妊娠中の恥骨痛を引き起こすのです。
また胎児の大きさによっては、胎児の頭が恥骨やその周りのじん帯を圧迫することによって痛みを発生させてしまうこともあると言われています。
それから骨盤周辺の筋肉も緩んでしまうことから恥骨とじん帯が歪んでしまって痛みが引き起こされることもあります。
出産後はリラキシンの分泌も減少して、妊娠・出産で開いた骨盤も徐々に元の正しい状態に戻っていきます。
しかし、妊娠前の骨盤の歪みや出産後の姿勢や行動によって骨盤の開きが戻らない場合があります。
この為に骨盤やじん帯の歪みが正常な状態に直らなないと出産後も痛みが続きますし、歪みで骨盤が前傾傾向になり新たな痛みを発症してしまうこともあるのです。
骨盤の歪み具合やじん帯の緩みの程度で個人差はありますが、恥骨痛は通常産後1ヶ月で治ったというケースが多いです。
しかし、長い方だと6ヶ月程度治るのにかかるといったケースもあります。
産褥期を経過しても痛みが続いて治らない場合には、1ヶ月検診の時などに担当医に相談してみると良いです。
痛みが強くなったり、立ち上がれなくなったりするほど痛みが酷い状態を放置していると良くない症状が出ることも考えられます。
また激痛がある場合は左右にある恥骨同士をつなぐ筋肉が裂けてしまっている可能性も考えられるので病院の受診が大切です。
そのような状況にならないためにも、産後の恥骨の痛みを和らげる対策・予防法について知っておくと良いです。
まず、このような恥骨痛の対策として大切なことは、産後1ヶ月程度は無理をしないことです。
骨盤ベルトなどで骨盤・恥骨周辺を締めると楽になるので、正しい着け方を産院などで助産師から指導してもらうと良いです。
ただし、全く動かない状況も開いた骨盤が戻らず歪みが続く原因にもつながるので、産褥体操や軽いストレッチをしながら負担をかけないよう過ごすことです。
間違っても妊娠前と同じように家事を熟したり、ものを持ち上げたりなど無理をして動くことは避けることです。
そして出産後2ヶ月くらい経過して体が回復してきたら、整体や整骨院で骨盤矯正を受けて骨盤を正しい位置に調整すると良いです。
そうすれば恥骨とじん帯の歪みも解消されて痛みも治まっていくことになります。
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